映画『グリーンブック』を観たので感想【ネタバレあり】

映画

今日は映画を観たので感想を書きたいと思います。

『グリーンブック』という映画です。

高名なピアニスト、ドン・シャーリー(マハーシャラ・アリ)のアメリカ南部の演奏ツアーに

運転手として同行する主人公トニー・リップ(ヴィゴ・モーテンセン)、この2人の道中を、

山あり谷あり、苦難を受けつつ、時おり面白おかしく描いています。

ピアニストのシャーリーは黒人で、運転手のトニーはイタリア系の白人という設定。

トニーを演じるヴィゴ・モーテンセンといえばロード・オブ・ザ・リングの

アラゴルン役で有名でしたね。グリーンブックでは、すっかり歳をとって腹も出ていました。

まあそういう役柄なんでしょうけど。喧嘩の腕っぷしも強く、交渉事にも強い、よく口のまわる、

ちょっとがさつなところもあるけど、とても人情のある主人公です。

今日はちょっとだけネタバレありのレビューになります。

まだ映画を観てないという方は気を付けてくださいね。

あらすじと良かったところ

この主人公トニー・リップは職を探していたところ、知り合いから運転手の仕事の求人を

教えてもらい、応募します。

面接に合格し、晴れてホワイトハウスで2度も演奏したことのある高名なピアニスト、

シャーリーのアメリカ南部ツアーの運転手になるというわけです。

期間は2か月、男二人の長旅が始まります。

アメリカ南部といえば、黒人奴隷制度撤廃に反対して北部と戦争した、黒人差別で有名な土地柄。

行く先々で思わぬハプニングに見舞われます。

それを切り抜けるトニーの機転が爽快です。

二人は時には口喧嘩するなどしますが、旅の道中で友情を深めます。

印象的だったのはトニーが俺こそが黒人だということをシャーリーに言ったとき、

シャーリーは車を降りて、なら黒人でも白人でもない俺はなんなんだ!と怒るシーン。

シャーリーは黒人差別に耐えながら、黒人の地位向上、アメリカを変えたいと思う熱い心を持つ男。

そんな自分から黒人であることすら奪ってくれるな、という気持ちをシャーリーの姿から感じました。

観ててジーンときましたね。

感想

まじでいい映画でした。

シャーリー役のマハーシャラ・アリの笑顔ってなんか癖になりますね。

トニー役のヴィゴ・モーテンセンの人好きのする性格も癖になるw

こんな二人が揃って心温まらない人はいないのでは。

それくらいほっこりした気持ちになれました。

そしてこの映画が実話をもとにしていると聞いて、さらに感銘を受けました。

アメリカって人種のるつぼってイメージですが、こういうドラマがきっとたくさん、

誰にも知れられないようなものもあるんだろうなとしんみり感じました。

黒人差別という大きなテーマ

タイトルのグリーンブックなんですが、これは南部で黒人が利用できる施設をまとめた

観光案内書のような本のことです。トニーはこの本に従って、

シャーリーを南部の宿泊施設に案内するんですよね。

さて、映画が舞台になってる1960年代って黒人差別がまだバリバリあった時代だった

わけですが、アメリカって1860年代に南北戦争をしてますよね。

これは黒人奴隷制度の廃止などを争点にアメリカが南北に分かれて戦争をしたものです。

その結果北部の黒人奴隷解放側が勝利。奴隷制度は撤廃されます。

ですがその後100年を経た、グリーンブックが舞台にしている1960年のアメリカでも、

いまだに黒人の地位は向上していません。差別だらけです。

この前紹介したアレサ・フランクリンなどの歌手も黒人差別に抵抗したことが

偉大なシンガーと現在評価される理由の一つだと述べました。

シャーリーもまた同じく、アメリカを変えたい、黒人の差別を無くしたいと立ち上がった一人

だったわけです。だから彼は北部なら三倍も稼げたのに、あえて南部のツアーを血行します。

その気持ちにも心打たれますよね。

いまだに差別は存在する

はい、僕はバリバリの黄色人種な日本人なわけです。

僕はカナダに1年ほど留学していたことがあります。

あと旅行でヨーロッパに行ったこともありますが、僕も差別らしきものは受けたことがあります。

僕はそのヨーロッパ旅行で現地の人に生卵をぶつけられました。

どこの国かまでは言いませんが…。

まあ治安の悪い地域に行ってしまったので人種差別だからなのかどうかまではわかりませんが。

あと空港でスーツケースをポーターに蹴ってよこされたりなど、もう笑うしかなかったです。

これは人種差別というより、ただ単に僕が舐められていただけなのかもしれないです。

個人差があると思います。

でもこういうことって昔の時代の黒人だったら日常茶飯事だったんだなと思うと同時に、

まだなくならない人種差別(僕のケースはそう言っていいかわかりませんが)

が無くなればいいなと思います。

最後に

日本は差別がないと言いたいところですけど、たぶんあるんだろうと思います。

それが差別や区別なのか、はっきりとしない境界みたいなのもあると思いますが、

差別は受けた人がそう感じたら差別になってしまうものです。

だから気づかないうちに海外から来た人や、日本に住む白人や黒人の人たち、

同じ黄色人種や中東の人など、つまり全ての人を差別しないようにしたいと強く思いました。

でも例えば外人って言葉ありますよね。あれって人によったら差別を受けていると感じる

外国人の人もいるみたいです。

というのは外国人と外人って言葉は明確に違うものだからなんです。

外国人はそのまま外の国の人。

外人は内と外にわけて、内から外れた人、みたいなニュアンスにとらえるのでしょうか。

でも日本人の多くの人が気にしないで外人外人って言ってますよね。

僕はこういう小さいところからも気を付けたほうがいいよねって思います。

だから僕はいつも外国の人のことは外国人っていうようにしてます。

考えすぎだよって思うかもしれませんが、あなたの区別、差別になってませんか?ってことは

僕たちがこれからも考えていかないといけないことなんだろうなって僕は思います。

少なくとも相手がどう思うのか、という視点で物事を考えないといけないときもあるだろう

とは思うのです。よく想像力が足りない、とか言いますもんね。

想像力をたくましくして、時には自分の意を曲げずに貫くことも大事ですが、

伝統だったり習慣だったり、いろいろあると思いますが、相手に配慮もしたいよねって

思う今日この頃です。

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