【ボクシング】井上尚弥vsフルトン 5日前 僕の予想

ボクシング・格闘技

今月7月25日に行われる井上vsフルトンまであと5日と迫っている。

試合を前に、僕なりの予想をまとめておこうと思います。

予想がとても難しい,未知の戦い

と言ってしまって予想を放棄したら元も子もないのだが、

この一戦は本当に何が起こってもおかしくない。

僕は井上のKO勝利を信じているが、フルトンが勝つ可能性を否定はしないし、

それだけの理由もある。

フルトンは相手のパンチを躱すのが上手い、捉えどころのない、スリックなボクサーだ。

おそらく井上の過去の対戦相手の中でもっとも賢く、すばしっこく、捕まえるのが難しい。

だが井上もフルトンが対戦してきた相手の中で最もパワーがあり、的確なパンチを打ち、

スピードとテクニックを兼ね備えたコンプリートファイターであることだろう。

井上vsフルトンの素晴らしいところは、両選手、お互いがお互いの未知の領域に踏み込んでいる

ところだと僕は思う。井上もフルトンのような選手は相手にしたことがないし、

フルトンも井上みたいな選手を相手にしたことがない。

そういう意味では、本当に、何が起きてもおかしくない。

井上が勝つシナリオも、フルトンが勝つシナリオもどちらもそれぞれ考えることができる。

フルトンが勝つシナリオ

井上からするとフルトンはワンサイズ大きく、骨格・身長・リーチで勝る。

だけど井上をノックアウトするパワーまでは無いと考えられる。

それはフルトンのKO率やファイトスタイルに表れている。

井上が試合で受けたパワーショットはドネアのそれが最も強く効かせられたと思うが、

ドネアはハードパンチャーだ。フルトンにドネアほどのパワーがないと想定すると、

井上のKO負けは薄いと考えられる。フルトンが勝つなら判定勝ちになるだろう。

フルトンは距離感があり、相手のパンチをかわし、パンチを当ててポイントアウトする。

だがアウトボクサーかと思いきやフィゲロア戦で見せたようなインファイトに付き合うこともできる。

常に動き続けていて的を絞らせない。この点は井上もパンチを当てるのに苦労することだろう。

フルトンがインタビューでしきりに言っていた、サイズの違い、

井上は俺には小さすぎるという発言もあった。

これに関しても言及しておくなら、このサイズの違いも試合に影響を与えるかもしれない。

フルトンの耐久力という点で。

というのもフルトンはフィゲロアという選手とスーパーバンタムの統一戦をしてこのフィゲロアに

勝っているのだが、あのお騒がせボクサーでおなじみのハードパンチャー、

ルイス・ネリがスーパーバンタムに階級を上げてこのフィゲロアに負けているのである。

ネリはスーパーバンタムで同じくハードパンチャーで有名なアザト・ホバニシャンを

完封勝ちしているところもみると、やはり強い選手だ。

そのネリがフィゲロアに勝てなかった。

後半にボディショットをもらって悶絶して倒れたのだった。

単純にフィゲロアがネリより強かったと見てもいいと思うが、そのフィゲロアにフルトンは

勝っているのである。ネリはフィゲロアに負けたとはいえ依然危険なファイターだ。

井上とネリは同じくらいの身長で、いずれもハードパンチャーだ。

僕は井上のほうがネリより優秀なファイターだと思うが、両者に共通点はある。

そのネリが階級の壁に阻まれた。普段ならノックアウトしてる相手が、より体が大きく、

耐久力があり、ぴんぴんしていて、しかもより強いパンチを放ってくるのだ。

井上にも同じことが起きない、とは限らない。

これがフルトンが井上に勝つ可能性の、僕なりのひとつの理由だ。

正直言ってフルトンに井上がパンチを当てたとしても、どの程度効くかはやってみないと

わからないのだ。

フルトンの耐久力を説明するもうひとつのエピソードは、フルトンは

ウェルター級の世界チャンピオン、ジャロン・エニスとスパーリングしていたらしいことがある。

この動画はYoutubeで出回っているので見た人も多いはずだ。

ガチでやっているようには見えないが、仮にやっていたとして、

スーパーバンタム級のフルトンがウェルターのエニスに食らいつけているのならこれは驚きだ。

少なくともエニスのパンチは井上より重いかもしれないので、

フルトンもある程度の重いパンチには慣れているかもしれない。

以上がフルトンが勝つ場合の理由というかエピソードになる。

井上が勝つシナリオ

だが井上もフルトンと似たようなファイトスタイルのジャフェスリー・ラミドを仮想フルトン

としてスパーリングを行ってきた。噂ではスパーでラミドをダウン寸前まで追い込んだという。

また高身長な相手ともバンタム級に上げたばかりの時のWBA挑戦でジェイミー・マクドネル

という175cmもある選手を1ラウンドで倒してもいる。

同じく粉砕した相手、ヨワン・ボワイヨも身長は高かったんじゃないだろうか。

当て感という点でも素晴らしく、高身長であることだけが井上相手に

有利になることはないと考えられる。

それに加えて上述したようにフルトンに井上をノックアウトするパワーは無い。

井上にはKO勝ち、判定勝ちのシナリオがあるが、フルトンが勝つには判定勝ちしかない。

これは井上の大きなアドバンテージだと言えるだろう。

また井上はカウンターパンチャーでもある。チャンスがあれば相手のパンチに

合わせて左フックや右ストレートを狙う。

ステップインの速さもハンドスピードも速いしパンチも重いので、

相手のパンチをもらったとしても五分以上のダメージを相手に与えることだろう。

たぶんフルトンのパンチをもらって井上の顔は多少腫れるだろう。

けれどそれ以上の見返りを井上は得ると考えられる。

唯一気がかりなのは、過去井上の対戦相手にフルトンのような選手がいなかったこと、

スーパーバンタム級に上げて初戦というところだ。

やはりパンチが当たるのか、当たったとして通用するか、それにかかっていると言ってもいい。

僕の予想

上述したように井上は仮想フルトンとしてラミドとスパーを重ねてきた。

ラミドをダウン間際まで追い込んだという噂もある。

それだけの対策、仕上がりを見せる井上に対してフルトンがどれだけ持つか。

そういった勝負になるのではないかと僕は思っている。

つまり井上のKO勝ち。おそらく10Rくらいに起こるんじゃないだろうか。

というのもフルトンはフィゲロア相手にも後半インファイトに持ち込まれていた。

フィゲロアは比較的ベタ足で井上のほうがステップインの速さに優れている。

ジャブを放つフルトンの懐に飛び込んで、とりわけ後半インファイトになる

展開は十分考えられる。そしてやはり、いくらフルトンがエニスとスパーを重ねていたとして、

井上のパンチをもらったら倒れるだろう。

井上は序盤1,2ラウンドはジャブの差し合いなどして、距離を測るかもしれない。

3ラウンド以降はチャンスと見れば懐に飛び込みワンツー左フックボディショットを打ち分けて

フルトンにプレッシャーをかけるだろう。

そして体力が落ちてきた後半、フルトンを仕留める、そう僕は予想する。

いくらフルトンがスリックなボクサーだとしても12ラウンドの間、ミスをしないとは考えられない。

フルトンはメイウェザーのようにディフェンス巧者だが、メイウェザーほど完璧ではないと

僕は思う。必ず穴があるし、穴が生まれる。そこを井上尚弥は見逃さないと僕は思う。

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