【ボクシング】フェニックスバトル101を観た感想

ボクシング・格闘技

大橋ボクシングジムを運営するフェニックスプロモーションが主催する興行、

フェニックスバトル。Leminoで中継されていたのを観たのでその感想を書いていきます。

【フライ級4回戦】水口滉太郎vs髙橋昭磨

二人ともデビュー戦、歳もそれぞれ22、23歳と若い。

試合は1R目から水口がカウンターの左ショートフックを当て、髙橋がダウン。

2R目も水口のほうが良く見えた。髙橋はパンチを打つときに身体が流れてしまっている印象。

対して水口は地に足ついてる感じで一発一発が重い。

3R目水口の右ストレートが入って髙橋がダウン。水口のKO勝ちに。

【ミドル級4回戦】ケニアン・サムライvs内田光樹

こちらもデビュー戦同士の対決。

ケニアからきた侍、ケニアン・サムライ選手は19歳で来日、30歳でデビュー。

内田選手も27歳ということで二人とも社会人からボクシングを始めたんだろうか。

だとしたら凄いことだ。両者ともパワーがあるという下馬評。

1Rを見た感じは内田選手のほうがよくダッキングし、低姿勢から適度にパンチを当てている。

2Rときおりケニアン・サムライの左ストレートが当たる。内田選手の動きがちょっとデンプシーロールみたいな感じで面白い。

3Rはじめからお互いいいパンチが入る。内田が距離を詰めるとサムライがクリンチする展開は2Rと変わらず。

4R目にケニアン・サムライ選手が肩が外れるというアクシデントで内田選手のTKO勝ちに。判定になったらどっちが勝つかわからないと思った試合だったので、思わぬ幕切れでした。

【スーパーバンタム級6回戦】山﨑裕生vsオアティポン・チャンカーム

お互い22歳若い。山﨑選手はデビュー戦、チャンカーム選手は2戦2勝の3戦目。

1R目から山﨑の強烈な右ストレートでチャンカームがダウン。

立ち上がったらすぐに山﨑のボディ連打で試合ストップに。山﨑選手の圧勝でした。

山﨑選手、めっちゃ強そうです。

山﨑はアマチュアで経験豊富な選手ということですが、デビュー戦の緊張とか無いんですかね。

試合運びとかを見る前に試合が終わりました。両者の実力に差があった試合でした。

【バンタム級8回戦】田中湧也vs小川寛樹

大学時代に対戦経験があるらしく、そのときは小川が勝っている。

お互いプロ2戦2勝。3戦目で因縁のある相手との戦いに。

小川選手が左ジャブ良いですね。対する田中選手も得意の左ストレートを時折当て応酬する。

でも田中選手はジャブが出ないですね。

小川選手が手数豊富で常にリングジェネラルシップをとってる印象。

小川がもくもくと自分のボクシングをしてる一方で田中は後手後手になっているが、終盤につれ田中のほうがパンチを当てるように。

実力伯仲の試合でしたが、田中選手のエンジンがかかってくるのがちょっと遅かったかもしれない。僕の予想は判定で小川勝利。

結果は審判3者とも小川支持、3-0のUDで小川の勝ちに。

【ライトフライ級8回戦】石井武志vsナッチャポン・ウィチャイタ

1R目から石井がゴリゴリにインファイトを仕掛け、自分のペースでボクシングしていた。

2度もダウンを奪って、強い。2R左ボディが入ってナッチャポンが悶絶。

そのまま10カウントを迎え、石井選手のKO勝ちに。

ミニマム級国内最強のパンチという触れ込みでしたが、ライトフライでも相当パンチありそうですね。世界ランキング入りして強豪との戦いを期待してます。

【日本スーパーバンタム級王座決定戦10回戦】下町俊貴vs大湾硫斗

距離をつめたい大湾選手に対して上手くいなす下町選手。

下町は飛び込んでくる大湾に合わせてジャブもストレートも当てていた。接近戦になるとパワーで勝る大湾の連打が爆発するが、下町は上手く避けている。

途中採点はレフェリー3人とも下町支持。

ポイントで負けてる大湾がコンビネーション打ちながら突っ込んでいく。

距離をとったら下町、インファイトは大湾といった感じだが、インファイトも下町

がうまく捌いている。下町選手の完封勝ちといったところか。

判定は審判三者とも下町支持、UDで下町選手の勝利。

大湾は抜群のパワーがあったし、ラウンド後半になってもステップインの速さは

衰えていなかった。それを頭を上下に振ったり下がったりして避け、

しかも的確にパンチを打ち返して当てる下町選手のテクニックに分が上がった印象。

【WBOアジアパシフィック スーパーバンタム級タイトルマッチ】中嶋一輝vsTJ・ドヘニー

パワーは中嶋のほうがあるという下馬評だったがドヘニーもかなりパワーがある。

ドヘニーは岩佐選手にも勝っている試合巧者。

36歳だったかな?歳は取りましたが依然として強そう。

試合が始まると、両者間合いを取りながら適度にパンチの応酬。

ドヘニーは押し引きの上手い選手でクリンチ後のパンチがとても上手かった。

一言で言い表すなら「狡猾」でした。

ドヘニーは4Rで中嶋から一度目のダウンを獲ったあと、パンチをまとめて、畳みかけるように

2度目のダウンを奪う。さすが元世界王者といった感。

中嶋選手は残念な結果に終わりましたが、また心機一転頑張ってほしいです。

感想・所感

僕は普段海外の世界タイトルや世界タイトルに挑戦する日本ボクサーくらいしか

見ることがないので、日本の若手選手や日本タイトル、アジアタイトルをカバーしてる

放送はとてもありがたいです。下町選手も大湾選手もいい選手だということは

知ってましたが、初めて試合を見る機会にあたってとても幸運でした。

なんせその二人が直接対決するんですから。試合は面白かったし、

下町vs大湾以外にも国内若手で面白い選手いるんだなと、期待がよりふくらみました。

石井選手とかミニマムで重岡兄弟とパンチ力対決してほしいですね。

絶対面白い。石井選手の試合見てて思ったんですけど、あの無理やりな感じでインファイトに

持ち込む石井選手ですが、たぶん下町選手みたいに突進を上手く捌いてくる、テクニックとパワー

を兼ね備えた選手とはまだやったことないですね。そこで初めて試されるのではと思います。

石井選手には成長してもらっていつか重岡兄弟にチャレンジしてほしいですね。(何回言うねんw)

そして中嶋vsドヘニーですが、中嶋選手には世界への挑戦を諦めてほしくない、と思うと同時に

ドヘニーに敗れて現実問題世界タイトルは遠のいたと見るしかなさそうです。

ドヘニーは次、大橋ジム興行でもう一戦日本でやりそうな感じ。誰とやるのか注目したいですね。

下町vs大湾に見る井上vsフルトン予想

最後に余談なんですが下町vs大湾を見ていて、7月に行われる井上vsフルトンのひとつの

シナリオを見た気がしてちょっと怖いなと思いました。(もちろん井上選手目線で)

体格リーチで勝る下町選手が懐に飛び込んでくる大湾選手の攻撃を捌き、

リードジャブストレートともに的確に当て、ポイントアウトした試合。

想像ですがフルトンも理想的には下町選手と同じようなボクシングをしてくると予想できます。

それに対して井上選手がどう攻略するのかということなんですが、フルトンは下町選手より、

よりとらえどころのないスピードと回避能力があるんですよね。

もちろん井上選手にも大湾選手以上のパワーとスピード、そしてどんな選手にも対応してきた

経験があります。ですがこの井上vsフルトンは両者にとっても未知の領域なんですよね。

井上はフルトンみたいに捉えどころのない選手との対戦経験はないし、

フルトンもまた井上選手ほど爆発的なパワーがあり、一瞬のスピードもあり、

そしてなによりパンチプレイスメントに優れた選手との対戦経験はないです。

未知vs未知の戦い、それが井上vsフルトンになるわけです。

そのなかで今日行われた下町vs大湾は、井上vsフルトンの最悪のシナリオだと言えるでしょう。

つまり井上選手がどれだけパンチを当てようともがき、ステップインしてインファイトにもちこもう

としても、フルトンに躱し続けられてしまうという展開です。

そして時折フルトンのパンチをもらい、ポイントアウトされる。

多分起こらないと思う展開ですが、一応想像してしまいました。

僕は井上選手の12R以内ノックアウト勝ちだと思っていますが(まあ12Rしかないから笑)

一応最悪の事態も想定ということで、完全に余談ですが井上vsフルトンを下町vs大湾に見た、

という感想になります。

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